城ヶ島撮影150組突破のTENCA撮影レポート

1枚1枚の写真の画質は写真容量を抑える為に圧縮(低画質に)しています。

こんにちわCRYSTAL WEDDINGのカメラマンのTENCAです。

今回ご紹介するのは、城ヶ島で撮影させていただいたお二人です。

撮影したのは写真だけではありません。

ウェディングフォト、4Kオープニングムービー、そしてドローン空撮。

せっかく城ヶ島まで行くなら、この場所に吹いていた風や海の広さまで残したい。

そんな撮影になりました。

僕はこれまで城ヶ島で150組ほどの新郎新婦様を撮影してきましたが、それでも毎回、

「今日はこんな城ヶ島になるんだな」

と思います。

同じ場所なのに、全然同じにならないんです。

空の色も違う、雲も違う、海も違う、風の強さも違います。

だから今回も、いつもの撮影場所を順番に回って同じポーズを撮る、ということはしていません。

その日の光や風、お二人の雰囲気を見ながら撮っています。

そのあたりも、実際の写真と一緒にご紹介します。

まず、この日の城ヶ島がとても良かった

この日は青空もあり、雲もしっかり出ていました。

城ヶ島の撮影では、実は「快晴だから100点」というわけでもありません。

僕は少しくらい雲がある日の方が好きだったりします。

空に表情が出るからです。

特に広い画角で撮ったとき、真っ青な空だけよりも大きな雲が入った方が写真に奥行きが出ます。

今回のお二人の衣装も、城ヶ島によく合っていました。

新郎様は深いグリーンのタキシード。

新婦様は軽やかな白いウェディングドレスです。

新郎様のグリーンはかなり良かったですね。

岩場のブラウンにも合いますし、草木の多い場所へ行けば今度は自然の緑にも馴染みます。

ロケーション前撮りでは、

「この衣装が好き」

だけで選ぶのももちろんいいのですが、

その衣装をどこで着るか。

ここまで考えてみると、写真の完成度がかなり変わります。

城ヶ島らしい洞窟の一枚

城ヶ島での洞窟の中での新郎新婦の後ろ姿

まずはこの写真。

今回の中でも、僕はかなり好きです。

洞窟の中にお二人が立って、その先に海が広がっています。

ここで前を見て頂いて顔がはっきり見えるように明るく撮る方法もあります。

でも今回は、あえてそうしていません。

人物を少し暗くして、シルエットのように残しました。

なぜか。

この場所では、お二人の顔を見せるより、暗い洞窟の向こうに海が広がっている感じ

を見せた方が格好いいと思ったから。

ウェディングフォトだからといって、全部の写真で顔がきれいに見えていないといけないわけではありません。

笑顔を大きく残す写真もあれば、

後ろ姿だけの写真もある。

ものすごく小さく二人を写すこともあります。

それを一日の中で混ぜていくと、あとから写真を見たときに単調になりません。

城ヶ島は、こういう撮り方が本当に似合います。

非常にこれはウェディングフォトでは大事なんです。

岩場では、ベールを思い切り使いました

城ヶ島で新婦様がドレスを広げた写真

城ヶ島には、背景そのものが強い場所があります。

代表的なのが、この大きな岩壁です。

普通に二人に立ってもらうだけでも格好いい。

でも、それだけだとちょっと硬いんですよね。

そこで今回は、新婦様のベールを大きく使いました。

ゴツゴツした岩と白く柔らかいベール。

この組み合わせがすごく合います。

そして城ヶ島には風があります。

これ、初めて前撮りに来る皆様には「風、大丈夫ですか?」

とよく聞かれるのですが、ほどほどの風ならむしろ歓迎です(笑)

ドレスが少し動く、髪が少し揺れる、ベールがふわっと浮く。

止まっているものに動きが出ます。

ただし、強すぎる日はNo ウェルカムなんですが。

無理にベールを飛ばしたり、危ない岩場へ入ったりはしません。

これは何度も城ヶ島を撮ってきて思うことですが

自然に勝とうとしない方が、結局いい写真になります。特に波が高い時ですね。

風が強ければ、その風に合う撮り方をする。

光が強ければ、それを使う。

そのくらいがいいんです。

最近流行っている岩場でのサングラス写真

城ヶ島でサングラスをかける新郎新婦
城ヶ島でサングラスをかける新郎新婦

壮大な写真ばかり続いたので、ここで一枚。

サングラスです。

僕はこういう写真もけっこう好きです。

城ヶ島というと、

「映画みたいな写真が撮りたい」

「格好いいウェディングフォトにしたい」

というご希望が多いです。

もちろん撮ります。

でも、それだけで400枚、500枚と納品しても面白くありません。

ちょっと格好つける。

笑う。

ふざける。

何でもない顔をする。

そういう写真が間に入っている方が、お二人らしいアルバムになります。

10年後に見たときに

「こんなの撮ったね(笑)」

と言える写真。

実は、そういう一枚の方が思い出に残ったりします。

城ヶ島は「海と岩」だけではありません

新郎新婦と壮大な城ヶ島の緑あふれる草原と青空

この写真を見て、「これも城ヶ島なの?」と思う方もいるかもしれません。

そうなんです。

城ヶ島は海と岩場だけではありません。

少し場所を変えるだけで、緑の景色も撮れます。

この日は空が本当にきれいでした。(少しゲリラ雲みたいなのがありましたが)

大きな白い雲、緑、そして白いドレス。

写真全体が一気に明るくなります。

先ほどの洞窟写真とは、同じ日に撮ったとは思えないくらい雰囲気が違いますよね。

これも城ヶ島前撮りの好きなところです。

海、岩、洞窟、緑、小道、

その日の条件によっては夕方の光。

車で何時間も移動しなくても、写真の雰囲気を短時間で振り幅多く、大きく変えられます。

だから納品写真を最初から最後まで見ても、飽きにくいんです。

このベールはどうしても動画で残して欲しい

べールを靡かせた城ヶ島での幻想的な写真

写真としても、とてもきれいな一枚です。

ただ、この場面に関しては写真だけでは少しもったいない。

実際のベールは、ふわっと上がって、風を受けて、ゆっくり横へ流れて、最後に落ちていきます。

その数秒間がきれいなんです。

これは4K動画の方が伝わります。

写真は一番きれいな瞬間を止める。

動画は、その一瞬になるまでの時間も残す。

ここが大きな違いだと思っています。

ハートの写真。こういう一枚も大事です

新郎新婦の間でハートマークを作った写真

大きな景色の写真が多い城ヶ島ですが、アップも撮ります。

手元、指輪、顔、ブーケ、二人の距離。

こういった写真もきちんと残します。

今回のお二人には、手でハートも作っていただきました。

こういう写真はシンプルですが、ウェディングらしくてかわいいです。

撮影データを見たときに、

絶景写真ばかり100枚あるよりも、

引きの写真、寄った写真、笑った写真、格好いい写真、少し遊んだ写真。

こうやってバランスよく入っていた方が、一日の記録として楽しいと思います。

何よりウェルカムスペースなどの受付周りやプロフィールBOOK、生い立ちムービーに使用するのも大きな前撮り写真の重要な役割ですからね。

これらの使用用途を担当するカメラマンが知っていて写真を撮るのと、知らないのでは大きな構図の違いが生まれます。

自分で結婚式を挙げているカメラマン、挙式披露宴の撮影を普段からしているカメラマンならわかると思います。

ウェディングカメラマンなら基礎中の基礎でもあります。

少し光が落ちてきた時間も好きです

城ヶ島で額を合わせた新郎新婦

昼の城ヶ島は、青空と海がよく似合います。

一方で、少し太陽が傾いてくると空気が変わります。

今回撮影したこの一枚。

お二人には額を合わせてもらっています。

背景には海がありますが、ここでは景色をはっきり見せていません。

少しぼかして、二人だけに集中しています。

城ヶ島に来たからといって、全部の写真に大きな海を入れる必要はありません。

ここは寄る。

ここは引く。

ここでは景色を主役にする。

ここでは二人を主役にする。

その繰り返しです。

これを意識すると、一日の写真に物語ができます。

【トトロの森】緑の小道では、ポーズを作り込みすぎない

トトロの森で自然な表情の新郎新婦

この一枚も好きです。

新婦様がこちらを見て笑っていて、新郎様が後ろにいます。

いわゆる、「完璧に作ったポージング」ではありません。

でも、それがいいんですよね。

前撮りを申し込む前に

「写真を撮られるのが苦手なんです」

「ポーズなんてできません」

と言われる方は本当に多いです。

大丈夫です。

ほとんどの方がそうです(笑)

僕の結婚式の前撮り写真や妻とのマタニティ写真なんて今では見れたものでは無いです。

プロのモデルさんを撮影しているわけではありません。

こちらから

「少しこっちを向きましょう」

「そのまま歩いてください」

「新婦様を見てみましょう」

と、その都度その都度、お伝えしてますので安心して下さい。

もし途中で二人が笑ってしまったら?

そのまま撮ります。

むしろ、その笑顔の方がいいことも多いです。

150組の新郎新婦様を撮っても、毎回同じにならない

これまで僕は城ヶ島で2024年から1人で、撮影を担当したお客様は150組ほど撮影してきました。

多い時で1日に2組撮影

だから

「ここなら、この角度がきれい」

という場所はもちろん知っています。

でも、毎回同じ写真を撮るわけではありません。

むしろ経験を重ねるほど、同じにしない方がいいと思うようになりました。

もちろん撮るべきマストな写真は複数存在するのですが、それらは全て撮影をした上で

その日の雲、風、太陽の位置、海を感じとり、そして何より、お二人の雰囲気を感じること。

元気で明るい二人なら、笑っている写真をたくさん撮りたい。

落ち着いた二人なら、映画のワンシーンのような静かな写真も似合います。

でもそれだけじゃ何かものたりない。

その日にお客様と一緒に城ヶ島へ行ってみて

「今日はこの空を使おう」

「この風ならベールをやろう」

「ここは動画が絶対いい」

と決めていきます。

これは、現地で撮影してきた回数が増えるほど分かるようになったことです。

「城ヶ島まで今日は撮りに行ってよかったね」

「TENCAっていうカメラマンに担当してもらってよかった」

と2人で帰りの電車や車の中で話してもらえたら撮影した側としては、それが一番うれしいです。

新郎新婦様ありがとうございました。

ケントさん今度新宿でお見かけしたらお声がけさせて頂きます。

とっても楽しい撮影でした、お二人ともご来店頂きまして感謝申し上げます。

by TENCA

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